MIX(ミックス)で上手くなるってホント?
歌い手界隈でよく聞く話ですよね。MIX(ミックス)は歌が上手くなる魔法のように言われてますし、多くの歌ってみた動画ではMIX(ミックス)されています。
では、本当にこの作業を施すと歌が上手く聴こえるのでしょうか?
MIX(ミックス)とは?
結論から言って結局MIX(ミックス)て、にゃに?
MIXとは、簡単に言うと楽曲と歌声を合わせる作業です。
とはいえ、簡単に言い過ぎかもしれませんが・・・。
楽曲と歌声(素の何も加工されてないメインヴォーカル、コーラスなど)をいい感じに合わせることとでもいいましょうか、このいい感じにっていうのが肝になります。
音量調整や響き方などを追加したりして、いい感じに聴きやすくするわけですね。また、エフェクトをかけてケロケロボイスにしたり、ノイジーな歌声にしたりとMIXを施す方によって様々です。
でも、にゃんで上手く聴こえるっていうのにつながるのにゃ?
それは・・・
ピッチもタイミングも修正できるから?
Melodyneやauto-tuneに代表されるピッチ補正ができるソフトウェアが安価に入手できるようになったことで、プロでなくても商用で流通しているようなクオリティを出すことが可能になりました。
ピッチとタイミングが合っていれば、一応上手く聴こえるというわけです。
もちろん上手く聴こえる要素というのは、それだけではないので極論ではありますけどね。
あ、逆にピッチとタイミングがぴったりすぎるのも違和感ありますよね?
機械的というか・・・。
修正してるって悪いことなの?
ピッチ補正やタイミング修正は悪ではありません。聴きやすくするための処理の一つです。
どんなに上手い人であっても、聴きやすくするために行うこともあります。
ビブラートをちょっと整えたり・・・。
ただ、ピッチ補正などをすればするほど不自然になりますし、ピッチの修正幅を大きくすれば、声がものすごく変になったりもします。それを隠すために機械的な音声になっていたり・・・(-_-;)
だから、なるべくピッチとタイミングは正確に何テイクかかってもいいから歌いなおすべきだと私は思います。
スタジオレコーディングなど歌える時間に制限がある場合には、ピッチ補正など積極的に利用すればいいと思います。しかし、今後生で歌う機会(ライブなど)があるなら、そういった機械的な技術を利用しないほうがいいでしょうね。
MIX(ミックス)作業はあくまで聴きやすくするため
結局、MIXすれば上手くなるのかということですが・・・
私的にいうと、MIXは聴きやすくするための作業であって、これを行ったからと言って歌が上手くなるというわけではないが、素材(歌声)の良さを最大限に引き出してくれるため上手く聴こえるという感じでしょうか。
そんなわけで素材の良さを最大限に引き出してくれるMIX師さんは、ほんとすごいと思います。
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